小説を書くようになってから楽しみになるのが、小説を書くための環境作り。
偉大な文豪たちがそれぞれの書斎にこもって、歴史に残る作品を書き上げたことを思うと、憧れちゃいます。
でも、専業の作家さんならともかく、働きながら小説を書き溜めるスタイルの人にとっては、なかなかそれも難しいもの。
なぜなら、小説を書くためのまとまった時間を取るのが難しいのです。
書斎でしか書けないとなると、時間が取れず、小説を書くこと自体が億劫に……なんてことも。
そこで、現代社会のテクノロジーを最大限に生かした執筆方法を考えます。
理想はどこでも小説を書けること
現代人のおよそ平均的なビジネススタイルは、朝起きて、電車で通勤して、お仕事。
お仕事が終われば、朝と同じ経路で帰宅。
人によってはそこからご飯を作って、お風呂に入って自由時間。
こんな感じでしょうかね。
家で書くだけだと、この自由時間に小説を書くのがメインになりそうです。
書斎を設けるのは、この時間を最大限効率化することに他なりません。
でもやっぱり、書斎以外でも小説を書き進めたいもの。
特に通勤時間を有効に使いたいものです。
メモぐらいであれば電車でも
電車通勤の方であれば、電車内は格好の執筆タイム。
本文を書き進めるまでいかなくとも、プロットの見直しだったり、場面のメモだったりはできそうです。
小説を書き始めると、頭の中でストーリーがどんどん展開していくこともしばしば。
思いついたものはすぐにメモしておかないと、記憶の片隅に押し流されてしまいます。
紙とペンで両手を使ってメモするのは難しくても、スマートフォンがあれば簡単にメモができます。
そう、文明の利器をどんどん使っちゃいましょう。
DropboxやEvernoteを活用する
パソコンとスマートフォンのシナジーを最大限利用するなら、クラウドストレージを有効活用。
どちらも無料で使い始めることができるので、気軽に試せます。
パソコンでの作業時に、クラウド上に保存するようにしておけば、出先でもファイルの閲覧や編集が可能になります。
どこでも小説の続きを考えられるようになると、その分小説を書き進められますし、書いた分だけレベルも上がっていきます。
画面を見られた時には
電車でスマホをいじってると、たまに後ろの人が画面を覗いてくることがあります。
そうするとちょっと書き進めづらいところ。
「ほほう、この偉大な作品をいち早く読みたいとは、熱心なファンですね」なんて開き直れるならそれが一番ですが、なかなかそうもいきません。
そうすると、画面に偏光シールを貼ったり、画面を暗くするなどの対策が必要かもしれません。
大事なのは、自分が「他人が見ていて書けない!!」と思ってしまっている状況をなくすこと。
せっかくの執筆タイムに他人を気にしていたら、勿体無いですからね。
こんなことを言いながら、私は下のようにしていました。
- 電車が空いているときはスマホで執筆
- 電車が混んでいる時は、頭の中で物語を転がしていく
なんて使い分けをしていました。
なるべく混んでいる電車に乗りたくなかったので、朝5時台の電車に乗っていた時期もありました。
いかに執筆しやすい状態に自分を持っていけるか
自宅で書斎を作るのも、電車内で執筆できるようにするのも、結局は「いかに執筆しやすい状態に自分を持っていけるか」が大事なんですよね。
書斎という環境に自分を置くことで執筆モードに切り替えたり、電車内で恥ずかしがらずに執筆できるようにしたり。
こうした「切り替え」のポイントを持っておくと、小説を書きやすくなり、継続的に執筆できるようになります。