ブログは小説の一形態である。まずは気軽にブログを書き始めよう

ブログは私小説の一形態

小説、書いてますか?

自信を持って「はい!! 毎日バリバリ書いています!!」なんて人は回れ右して小説の執筆に戻ってください。担当さんが待っています。

今日は自分への戒めや慰めを込めつつ、「小説を書く暇が無いならブログでもいいから書き続けてみては?」という観点で考えを述べたい所存。

こんなこと言いながら私、小説自体をあまり書けていないので、偉そうなことは言えません。すまぬ。

伝える文章を書く機会を増やす

仕事でバリバリ文書を作っています!! なんて人も、小説を書くような文体で企画書を作ったりはしないはず。……しないよね?

「底を見せることのない人類の消費活動により犠牲となった、その亡骸とも言うべき地獄めいた残滓は、救いを望みながら今尚路傍に悠久の時を想う(地域貢献のため、ゴミ拾い活動をしましょう!)」

こんな企画書なんて書かないはず。

仕事で書いている文章と、小説の文章って、目的が違うから自ずと文体も異なりますよね。

小説を書きたい!! と思っている人にとっては、小説のための文章を書くことが大事なんです。

小説のための文章なら、やっぱり読者に伝わるものを書かないといけない訳で。

伝える」目的を持った文章という意味ではブログもそれに該当するんじゃないかと思ったのが今日の始まり。

ブログもある意味では小説

今や星の数ほどいるブロガーたちを敵に回しそうな暴論。

ブログは小説の一形態である!!

どういうことかと言うと、ブログって大体、著者がいます。いや当たり前か。

例えばこのブログだったら、「野辺山 東鶴」という著者がいる訳です。

この著者が、自分の経験から得た、感じた何かを読者に伝えているのがブログです。

伝えている内容は方法論寄りなところがあり、著書の経験から人間の心の在り様を描き出す芸術的な面は強調されていないものの、形態としては私小説に通づるものがありますよね。

私小説的であるとしたのは、ブログに書かれている文章は、著者がその経験を通して書いたものだから。

もちろん多少の誇張はあるものの、著者が全く経験したことのないことは書けないでしょうし、多分読者に何も伝わらないです。

著者の経験を読者に伝わる形にして文章にする。

この行為は、小説を書く行為と似ています

短い区切りがあるから続けやすい

小説を書くとなると、短篇小説で原稿用紙20〜30枚程度でしょうか。

ひとつの区切りをつけるとなると、それくらいまで書く必要がありそうです。

対してブログは、大体1ページあたり1000〜2000字くらい。

3000字もあれば「結構書いたなー」と思えるレベル。

もちろん筆が乗ると平気で10000字オーバーまで行っちゃうこともありますが、他所様のブログを見るに平均的には1000〜2000字くらいでしょうかね。

原稿用紙換算すると3〜5枚程度

こう考えると、早い人なら1日でスパッと書けるでしょうし、中身をじっくり練って2, 3日かけてもあり。

短いスパンで「書き始め」から「筆を置く」までを経験することができます。

真面目用語で言えば、短い期間でPDCAサイクルを回すことが可能に。

社会人を想定して書いているので、あなたはPDCAをご存知でしょうが念のため。

PDCAは業務を継続的に改善していくプロセスのひとつ。

Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の順で段階を踏んでいくことで、どんどん業務を改善していくことが可能になります。

特に、評価と改善は大事ですね。CとA。

これを小説を書くことに当てはめると、Pは構想やプロット作り、Dは執筆、Cは読んでもらっての評価(時間を置いた後の自己評価も含む)、Aは改善点の列挙、かな。

ブログだとコメントを貰えることがあるため、評価するにあたって大事な材料になります。

読者の立場からだとコメントするのに勇気がいるので、もらえたらラッキーくらいの気持ちでいるといいですね。

回数をこなそう

自分への説法も含めていますが、書けば書いた分だけ成長するはずです。

PDCAサイクルを回して、どんどん書いて。

ドラクエでレベル上げする行為にも似ていますね。

たまに、はぐれメタルレベルの良い記事が書けることもありますし。

そこ、普段がスライムレベルの記事とか言うでない。

ブログがめんどくさければ、ツイッターなりFacebookで書いてもいいです。

人に見てもらえそうな手段を利用するのが大事。

自分の日記帳だけだと、読者が自分しかいないせいか「伝える」という観点が抜けやすいですからね。

目的は「伝える文章」を書く事です。

まとめ

ブログは小説の一形態と見なせます。

とすると、ブログを書く事によって小説を書くための技術を高めることができます。

「伝える文章」を書く練習として、ブログを書くのはいい方法なんじゃないかと思いました。

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